お客様から革バンドの制作のご依頼ですです。元々は金属バンドが付いていた様ですが、革バンドへの変更を希望されていました。既製品では取り付けが困難でしたので、取り付け箇所から作らないといけませんでした。合いそうな金属バンドのコマを削り合わせ、心材と張り合わすことで取り付けが可能になりました。
出来上がった心材に革を張り合わせ形を整えると革バンドらしく成ってきたでしょ(^_^)
ステッチのラインを入れておきます。
ループ(輪っか)もこの時点で張り合わせておきます。
ライン引きした所に沿って目打ちと言う道具で穴を開けて行きます。
今度は先程開けた穴に糸の付いた針で両側からクロスさせて縫って行きますが、同じ力加減で縫って行かないとステッチ目が綺麗になりません。
美錠が通る穴を等間隔で開けて行きます。ズレたらここまでの苦労が水の泡に!!
ズレないように慎重に.....
いよいよ仕上げ段階です。コバ(革の切り口)をサンドペーパーで均してから、革専用のインキを塗って仕上げます。一回塗っただけではだめなので、何層も塗り重ねて完成です。
完成!!
時計本体のべゼル部分と似た色の革バンドなのでとてもシックリ来てます。
良い仕事が出来ました。(^^)v